読了:スコットラファロ
一通り読み終わりました。
めっちゃ面白い。借りたけど買っても良いと思いました。
目次を見て気になった部分を読んでいったけど、結局もどってぜんぶ読むことになった。
ビルエバンストリオのベースとして有名な人。
音楽学校へいってクラリネット専攻していたが、カリキュラムとして弦楽器も何か学ぶ必要があり、ベースを選んだそう。
他の楽器は平均レベルだったけど、ベースは天才だった。すごい集中力して1日何時間も練習していた。
最初コントラバス で定番の教則本シマンドルを使ってベースを学んだ(一応僕も持ってます。。)。
でもその後のくだりで、左肘はクラシックでやるように張るのではなく、リラックスしていたそう。
これはおそらく定番の教材を使って基礎を学んだあとは自分の個性や演奏スタイルに合わせていたのだと思います。
てっきり左肘上げるのが正解だと思っていたので、あるやり方を盲信するのではなくあくまで参考にしたいと思いました。
学生時代の写真や実際スコットに出会ったいろんな人の話をまとめられていて興味深い。
また、左肘の話以外にも右手をスリーフィンガーで弾いていたことや左手のアルペジオの工夫やクラリネットの教則本も使っていたことなど、どんな練習していたのか、すこし伺えるのが面白い。弓の練習もたくさんしていたそう。
プロになる前の時期?そんな多くの時間を使ってベースを練習していながらも全部やめて他のことをやろうかと考えることもあると手紙に書いたりしていて悩みもあったようです。
ビルエバンスのピアノソロに絡むベースが有名ですが、フォービートを弾かせても抜群だったそう。
採譜した短いフレーズもいくつか載っています。本当に手元置いていたいくらい。
ウッドベース やる方はきっと面白く読めると思います。